写真家・寅貝真知子は、癒しや旅をテーマに、日常から広がる架空の世界をローレフォトという独自の手法を使って制作しています。ローレフォトとは、様々な場所で撮影した被写体たちが持つフォルム・色彩・質感をコンピューター上で絵画のように再構成することであり、モノや場所の役割が解放された世界を写し出します。この「解放」というのは、例えば、改めて美しいと眺めることがない、ありふれたモノや植物・建物を普段とは異なる空間や世界に再配置することで、元々、それ自体に感じている役割（機能性）や重力等の自然摂理から解き放つことを意味します。展示では、個人による最新作や過去の作品だけでなく、西淀川区で開催された「御幣島芸術祭2019」にて制作した、区とのコレボレーション作品等、普段の寅貝の展示では見ることができない特別な作品まで、ご覧いただけます。西淀川アートターミナル（NAT）で絵画のように深みのある新しい写真の世界を是非お楽しみください。
アーティスト：寅貝真知子
会期：2020年10月9日（金）- 10月13日（火）
会期：無休
開館時間：13:00 – 19:00 (入場は閉館の30分前まで)
イベント：アーティストトーク
日時：10月11日 (日)13：00-13：30
ゲスト：寅貝 真知子(ZOOM出演) , 山田龍太